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事業で利益を出す理由

利益を出せば、すべてが前に進みます。
利益を出さなければ、なんにも前に進みません。

 

事業や法人での説明の前に人間の説明をします。
人間の心理学の話で、有名なマズローの欲求のピラミッドがあります。
一番下が「安心・安全の欲求」になります。この「安心・安全の要求」はすべての基礎になるものです。人間が人間らしく生きるすべての基礎。これがないと何も上に積みあがりません。

マズローのピラミッドは有名すぎて、間違った使われ方をしている事が多いです。
なので、改めて書きます。

どの要求も一度満足したら終わりという事はありません。それですぐ高次の要求に行けるものではありません。高次の要求を獲得するという事は、成長する事でもあります。
「安心・安全の欲求」も一度で満足しません。常に動き続けています。時間・環境が変わると満足できたりできなくなったりするものです。
だから本当は常に意識して、この要求を満たす努力をした方がいいのです。
乱暴な言い方をすると、この「安心・安全の欲求」さえ満たしていれば、他の要求や成長は勝手についてきます。
だから人間は実は「安心・安全の欲求」さえ満たそうと努力していれば、勝手に成長します。

事業にとっての「利益を出す」は、人間でいうところの「安心・安全の欲求」に当たります。
「利益を出す」事に努力さえしていれば、事業として勝手に成長できると思っています。

それは金もうけに走ってるブラック企業を擁護する事ではありません。
利益の定義はお金だけではありません。じゃあなんなの? っていうと、そこは自分で考えてもらいたい。

私の場合は3つです。
 ・お金の利益
 ・事業のコンセプト(服を元のように着られるように直す。お客さんに気持ち良くお金を払ってもらう)
 ・自分の人生への還元

ドラッカーのいう顧客満足度を上げるっていうのも、利益の一つだと思います。
ちなみに法人は法の上の人という意味です。法務局に法律に基づいて登録することで、人間と同じような権利が得られるから法人です。
だから、人間の心理学を使って説明するのもあながち間違っていないと思います。

それに私はそのうち、法人心理学とか組織心理学とかできると思っています。すでに行動経済学という心理学がでてきていますし。
経営学とかが、近いと思います。

そんなことを考えました。

 

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