穴を直すときの糸の取り方
基本的に本体から頂戴します。
ざっくりと3パターンあります。
①穴を直す時に少しほどくので、その時に余った糸
②本体のリンキングをほどいて使う
③編地の端から余っている部分をほどいて使う(カケハギがこのパターンみたいです)
織生地の穴の直しは穴を糸で埋めていくようになります。このイメージで話をされることが多いのですが、当店では違います。
ニットは横方向に編まれているので、トラブルのある段を取り除くようにします。
穴の編み修理の仕方
3段糸が切れていたら1段になります。その分丈が短くなります。
一般的なセーターで、単色でメリヤス編みであれば10段ぐらいまで全然わかりません。知ってて見てもわかりません。
修理跡が残ったり、問題が起こるパターンは
①編地が単色でなく、修理個所に欠けたくない柄がある(ボーダー柄など)
②すごく短くなる(5cm位短くなるとデザインに支障がでます)
そういった場合は、
①の場合 → 編地を埋めるように努力する
でも、服によってはできない場合があります。また、本体から糸が作れないことが多いので糸の色風合いが変わります。
②の場合 → 先に短くなることをお伝えして、了承を頂く。一応アイロンで伸ばしてデザインは整えてお返しします。片袖だけ短くなる場合も両袖の長さを揃えてお返しします。でも、着用しているうちに戻ることがあります。
短くしたくない場合はつまみ修理をお勧めします。つまんだ跡が残り、ごろごろした感じになりますが、長さは変わりません。ご希望があれば裏からニット用の接着芯を貼ります。ただし、この接着芯は色のパターンが少ないので、服になじまないことがあります。
つまみ修理 1100円~
接着芯 1100円~